誤解で殺される時代
催眠術師として多くの人と会ってきましたが、やはり「なんだか怖い」「操られちゃう」というイメージを持つ人が多いのに気が付きます。
そういうイメージを持つという気持ちは理解できるのですが、その数、割合が私にとっては意外に多いのです。
昔欧州で魔女狩りがあったといいます。
怪しい女性に拷問をかけて自白させ、処刑に及んだ例もあったらしいです。
拷問死するか処刑でころされるか。
どっちに転んでも不利になるという強烈なダブルバインドです。
この時代に催眠術を使っていたら、魔術師だと誤解を受けて処刑されてたでしょうねw
偏見を捨てて少し詳しく見れば、手が勝手にうごいたり、まぶたが閉じて開かなくなったり、というのは確かにおこりますが、なんの事前知識なしに出会い頭にパッとできるものではないことから、魔法のようなものではないとわかります。
それでも現代でも誤解を抱いている人はとても多いのです。
ですから、催眠術師にとって催眠術をかけるその前のコミュニケーションから勝負は始まっているのです。
よく動画やテレビで目にする催眠術はそういう地道な努力をカットしてハイライトだけをアピールするので、魔法のように見えますが、地道な積み上げがあってのその結果なのです。
最後にいい例を思いついたのであげておきます。
あなたは昔の友人(男性)に10年ぶりに会いました。
その友人の横にはものすごい美人の彼女がいて友人にデレデレのようです。
10年前の友人は女っ気もなかったのであなたはとても驚きますが、その友人は10年の間、女性に持てたい一心で人間磨きをして、異性に対して積極的になってきたからこその現状があるわけで、自然なことと捉えています。
一方あなたはその途中経過をみず、彼の10年前と今を比べているのでなんだか魔法のように感じています。
催眠術に対する恐れも、結果に至る過程を見てないからこそ抱くのではないか、と思います。
◆催眠術師シロのホームページ
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