数値目標は大事だけど
グッドハートの法則というものがあります。
なにか達成したい事柄があり、そのために数値目標を設定して圧力をかけると、不正が生じやすいというものです。
例えば、テストの点数を取ることを目標にして圧力をかけるとカンニングが生じやすい。
テストの本来の目的は、習熟度のチェックなどです。
でも、数字目標を達成しさえすれば手段は何であってもOKだという考えになりやすくなります。
イギリス統治時代のインドで路上のコブラに悩まされていました。
そこで政府はコブラを持ってきたら報奨金を与えるという制度を設けました。
すると人々はコブラを養殖し始めたのです。
慌てた政府はこの制度を取りやめました。
するとみんなが一斉に養殖していたコブラを手放したので、街には前よりも一層コブラが増えてしまったという話です。
このエピソードからコブラ効果と呼ばれているそうです。
数値を計測して目標に設定するのは良いことです。
ですが、うまくやらないとこのようなことになってしまいます。
数値にかぎらず目標設計をする時は不正が生まれないように慎重にしなければいけませんね。
こちらもお楽しみください
催眠術師シロのウェブサイト Saimin Masters Club Tokyo