ぬか喜び
何かいいニュースに対してとても喜んだのだけど、蓋を開けてみると現実は違った、なんてことをぬか喜びと言いますね。
その時の落胆はかなりのものです。
これ、なんででしょう。
何も変化がない状態をフラットとして、いいニュースがプラス、悪い現実がマイナスとします。
ぬか喜びには
- いいニュース→悪い現実
- いいニュース→フラット(単にいいニュースが嘘だっただけで現実に変化はない)
の2種類があります。
1はわかります。悪い現実に対して人は落胆するのは当たり前です。
でも、2のときも落胆しますよね。現実は何も変わらないのに。
なんででしょう。
一つは、単に落差があります。
現実に何も変わっていなくても一度いいニュースで気持ちが上がったので、現実を直視するときに気持ちが下がります。
もう一つは落ちた先が現実以上に悪く感じるバイアスがあります。
上から下に落ちると、下がる気持ちに慣性がついて急に止まれないかのようにその現実ラインよりも下まで下ります。
世の中いろんなことでメリハリが大事だと言われますが、これがメリハリの効果です。
極端な状態から反対の状態に行くとき、勢いがついてその先まで行ってしまうんです。
かなりいろいろなことに応用できます。
漸進的弛緩法という有名な自己催眠の手法がありますが、これもこの法則を利用しています。フラットな状態で「体の力を抜く」と言ってもなかなかうまく行きませんが、一度しっかり力んだ後に力を抜くと、うまく力を抜くことができます。
寝付きが悪い時に布団の中でこれをやると、少し楽になるかもしれません。
やり方がわからないときは私が指導できますのでご連絡ください。
◆催眠術師シロのホームページ
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