シワシワのみかん
数ヶ月前の話です。
私はテーブルの上のMacbook Airで作業をしていました。
そこへ風呂上がりの長女(12)がお茶を飲みに来ました。
私もなにか喉を潤したくなりましたが、テーブルの反対側にみかんの山があるのに気づき、代わりにみかんを食べようと思い立ちました。
みかんは少し古くなっていて、しおれてきています。
立って取りに行くのは面倒くさいw
せっかく長女がうろついているのだから、使わない手はない。
「(長女)、パパにそこから一番シワシワなみかんを2つ取ってくれる?」
明らかに長女とみかんの距離の方が遠いのに、気分よく持ってきてくれました。
最もシワシワなみかん2つをw
でも、成功!
一歩も動かずに目的を達成しましたw
「私が父親の威厳を保っていること」と「長女の機嫌がよかったこと」が大いに影響しているとは思いますが、何よりも私の言葉遣いが良かったのだと自負しています。
最もシワシワなみかんを2つ取ってきてくれる?
「〜してくれる?」という聞き方も良かったと思いますが、それよりも
「シワシワなみかんを選ぶ」というある種ゲーム性のような面白さと、シワシワなみかんを食べるという自虐的な面白さが入ったことが長女の興味を誘って功を奏したのだと思っています。
最も乱暴で高圧的な言い方は
「みかんを2つ取って持ってこい!」
と言ったところかと思いますが、これだと相手は非常に不愉快です。絶対に従いたくないですね。
「もっともシワシワなみかんを2つ取ってくれる?」
と言い方を変えることで、相手は気持ちよく行動してくれました。
同じ目的を達成するにも、言い方一つ大きく違いますね。
今回のこのセリフは「技あり」を自分にあげたいと思いますw