催眠マスターズクラブ東京

東京在住の催眠術師シロが、楽しい催眠の世界を紹介するブログです。

20200718 体験会報告#1

一組目は夫婦でのご参加でした。


私が旦那さん、次に相棒の凄腕催眠術師ハヤトさんが奥様を誘導しました。

 

旦那さんは催眠術は振り子のイメージがある、とおっしゃっていたので序盤で振り子を使って今日はどれだけ暗示に反応するかを調べました。

組んだ手がガチガチになって離れなくなるなど、順調に誘導が進んで行きました。

その後もいくつかの現象を体験していただいた後、最後に心身共に深くリラックスする暗示、体内が魂レベルからピカピカになる暗示を入れて終了しました。

完全に覚醒して感想を聞くと、確かに不思議な感じがした、そして最後のが気持ちよかった、とおっしゃっていました。

 

すると次の体験者の奥様が「あの、最後やつ私もやりたいです」と言うので、最後の15分の誘導はハヤトさんから私にバトンタッチすることにしました。(当然ハヤトさんもほぼ同じことができますが、これは私の方が得意ですし、できるだけ希望通りのものを提供しようという意図です)

 

奥様もハヤトさんの誘導によって順調に催眠状態が深くなっていきました。

ハヤトさんが鳥になって空を飛ぶストーリーを展開しているときは、かなり臨場感を感じているようで体がぴくぴくし、表情も変わっていました。

そして最後に私と交代して、魂をピカピカしてすべての誘導が終わりました。

お二人とも満足されたようでよかったです。

 

この会は催眠術師として再発見がありました。

私とハヤトさんは、自分が休んでいるときはお互いを観察しているのですが、私が最後に奥様を誘導しているところを観察していて気付いたそうです。

この時の導入時の脱力の反応が明らかに段違いで深かったそうです。

これは奥様が私のこの暗示をとても楽しみにしていていたからこそ、私の言葉が深く入っていったのだと思います。

 

催眠術は「かかってもいい」と考えている人がかかります。

「かかりたい」と考えている人はさらに深くかかります。
(まれに期待が過剰すぎてかかりにくくなる場合もありますが)

ですが、それはかかっているふりを演じてくれるからではなく、誘導に対して潜在意識レベルで抵抗せず、素直に(真剣に)集中して受け止めることができるからです。

いかに相手が心穏やかに集中できる状態になれるかという誘導以前の部分が成功率に与える影響もとても大きいので、我々催眠術師は、小手先の誘導技術だけでなく、コミュニケーション技術も重要視すべきだと改めて再認識しました。


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