モノをなくしたときの探し方
今から私が述べるやり方はよくあるやり方だと思いますし、きっとあなたもそうやっていると思います。
子供が同じようにものをなくしたとき、
「ちゃんと探しなさい!」
というだけでなく、子供の成長を願ってこの思考法を指導するとよいと思います。
最後にそれを見た・触った場面を思い浮かべる。
これがあると探索範囲が一気に縮まります。
場面がビジュアルで思い浮かぶのであれば、なくしものはその場面より前までは確実にあったということで探す対象から外すことができるからです。
ただ、記憶違いの線もありますので可能性は完全には捨てないようにします。
例えばここではスマホがなくしもので、ショッピングモールでエスカレーターに乗っているときにスマホを見たことが最後の記憶としてあるとします。
スマホはポケットやバッグに入れず、手に持っていた気がします。そしてなんとなくそれがまずかったような気がしています。
次に自分で当時の自分をシミュレーションする。
「憶えてないけど、当時の自分はこの状況だったらこう行動するだろう。」
ショッピングモール内のアイスクリーム屋さんでアイスクリームを二人分同時に受け取るために両手がふさがった場面があったな・・・
あの時の自分なら邪魔になるスマホはどうする?
バッグに入れる?
ポケットに入れる?
もしかして、いったんアイスクリームのケースの上に置くかもしれないんじゃないか?
そのあと、アイスを連れに渡したとき、「おいしそう!」とかなんとか言って騒いだし、テンションが上がってスマホのこと忘れたんじゃないか?
こうやって探す場所の候補が生まれます。
記憶を頼りにその当時の自分はどういう反応・行動をするかを推測します。
子供にこのアプローチを促すとき、憶えているかどうかの記憶だけでなく、
「その時あなたはどう思ってどう感じ、どういう行動すると思う?」
と感情を思い起こさせることと、その後の反応をイメージを促すことで記憶と推測が補完しあって、だんだんと探索箇所が浮き上がってきます。
もしどうしても思い出せない場合、催眠術で記憶を探ることもできます。
記憶自体はあやふやなもので簡単に書き換わってしまうので、出てきた結果が絶対正しいとは言い切れませんが、平常状態では手掛かりがない場合に役立つときもあります。
催眠術体験や催眠療法のついでにそういうこともトライしてみることができます。お気軽にご相談ください。
こちらもお楽しみください
催眠術師シロのウェブサイト Saimin Masters Club Tokyo