不安がないことが不安
不安障害の人は、不安がなくなると今度は不安がないことに不安を覚えます。
あなたが不安症でなくても、なんとなく気持ちはわかるかもしれません。
平和すぎて不気味だ。
平和すぎて不安になる。
なぜそんな感情が湧き出てくるのでしょうか?
それは今までが不安でいっぱいだったからです。
今まで不安でいっぱいだった。
心配だった。
でも(実際にはほとんど)悪いことは起こらなかった。
心配していたから悪いことが起こらなかった。
これからも悪いことが起きないように心配し続けないといけない。
(あるいは心配しなかったらもっと悪いことになるかもしれない)
心配することが人生、心配することが普通、となり、
心配しないといけない(心配するのが当然だ)
不安を抱えていないといけない(不安を抱えるのが当然だ)
と思い込むのです。
心配や不安は生きていくのに必要な行為ですが、四六時中悩んでいては幸せになれません。
催眠術でリラックス系のトランスに入ると、何も考えないと言うか、そんな心配事は一時的に頭から消え去ります。
催眠から覚めた後、あなたの心配事は消えたでしょうか?
消えません。
ただ、頭から一時的に追い出すことができたのは事実です。
その経験を脳内でリンクして、心配事は必要な分だけ心配すればよく、心配しすぎても心配しなさすぎても良くないことを心から理解すると楽になります。
催眠療法で心配事を一つ一つ潰していく(克服していく)という方法もあります。しかし、不安症の場合は根本的な解決にならず、一つ克服しても次から次へと不安の種が浮かんできます。
不安や心配するということは生きていくために必要。
ですが、それも過ぎると自らを縛ってしまう。
不安や心配事を未来のための行動の糧としてうまく付き合っていきましょう。
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