仲良くなる技術:外見と同調編
人と仲良くなる技術というものがあります。
そもそも人と仲良くなるのに最も大きな影響がある要素は
仲良くなるメリット
があるかどうかが重要です。
- この女性は美しいから仲良くなりたい
- 仲良くしておけば出世できそうだから仲良くなりたい
- 知り合いだと人に自慢できたり自尊心が高まったりするから仲良くなりたい
言語化するとなんだか直接的でゲスく違和感があるかもしれませんが、無意識レベルでそう思うことが強力なモチベーションになります。
美貌だったり、社会的地位だったり、わかりやすいステータスを持っている人は仲良くなりたいと思ってもらえます。
ですが、やっぱり世の中それだけではありません。
そういったわかりやすいステータスを持たざるものにもチャンスはあります。
この人とは息が合うから仲良くなりたい。
この人は感じが良いから仲良くなりたい。
と無意識に感じてもらえればチャンスはあります。
外見基本の3つ
まずは見た目です。勝負は話す前から始まっています。
身なりはそれなりに清潔感があるとよいです。
そして姿勢にも気をつけます。背筋が伸びている人は知的に見えます。
あとは笑顔です。爽やかな笑顔を絶やさない人は好かれます。
これははじめて会った時の第一印象に大きく影響するので、初対面の場合に重要です。
身なりを気にするのって、少し抵抗がある場合があります。
着飾ることで本当の自分を覆い隠している、世の中を欺いているような気がしてしまいます。
本当の自分を見てほしい!
わかります。
でも本当の自分てなに?
言語化できるほど明確なものがあるの?
私もだらだらした格好をして生きていきたい人間ですから、人からの印象を意識しないといけないような場のために服装を整えるのはとても面倒くさく、こんな考えが頭をよぎります。
でも、それは自分の怠慢をこのような理屈にすり替えているだけで、本当のところは怠慢なんです。
身なりを整えることは他人の評価を気にしていることから、なんか自分を偽って世間にこびているようで負けた気がする、とさえ感じることもあります。
ですが、この他人の評価によって社会的な立ち位置が定められるので結局は自分の為になります。
次に姿勢です。
乱暴者の印象を周囲に与えたいなど特殊な場合を除き、背筋をピンと伸ばしているのが正解です。ついでにいうと歩き方もトボトボと歩くのではなく、スッスッと歩いたり、楽しそうに歩く、とにかくだらんだらんしない歩き方が好印象を与えます。
そして笑顔です。あえて一般化しますが日本人は笑顔が少ない気がします。
いつでも機嫌良さそうにしていると自信があるように見え、信頼できる人と捉えられます。
この3つのポイントは、実際の接触がない段階から、勝手に相手が抱く印象に大きな影響があります。
正直に言うと顔の美醜、体型、肌の美しさなど素材の要素も影響がありますが、そこは大幅な改善ができない分野ですので、「できるだけ頑張る」という意識でいることとしますw
言語化するのは少し気恥ずかしいですが、私の場合はこんな感じです。
スーツとネクタイのようなきちっとした格好は窮屈なのでしたくない。
カジュアルな格好だけど、清潔感のある印象を与えたい。
終始機嫌がいいイメージを与えるため(実際そうなのですが)に、姿勢を良くして脳内で音楽が流れているかのように楽しげに歩く。
顔の表情も機嫌よくして、人に挨拶をするときは目を見て歯を完全に見せて笑顔でする。
もし自分が無理しているなー、と感じたら、自分はそういう人間を楽しく演じているとか、自分はこういう自分自身が好きなんだとか思い込んで続けてみます。
そうすると少しずつ板についてきます。
姿勢や笑顔は自分ではできているようでもできていないので、自分に刷り込むんだ、という思いで、意識して体を動かしてみるといいと思います。
機嫌よくするのは、以前紹介したようにスキップしてみたり鼻歌や口笛をしてみると結構簡単に機嫌が良くなります。
4つの同調技術
これをすることで相手から「息が合うやつ」と認識されて、仲良くなります。
これは私の先生の書籍のみならずいろいろな形で世に出回っているのですが、改めて整理します。
- ミラーリング
- 呼吸チューニング
- ペーシング
- バーバルチューニング
これをすべて同時にできるようになれば最強です。
いったんここでもっとわかりやすい言葉に置き換えてみましょう。
- 動作コピー
- 会話のテンポコピー
- 口調コピー
- 言葉コピー
ミラーリング:動作コピー
相手の鏡になったつもりで相手の動作を真似します。(左右反対になります)
同時に真似するのと、ワンテンポ遅れて真似するのを織り交ぜていきます。
手足の動き、顔の表情、首の確度、姿勢など、変化があるたびにそれとなく真似します。ジェスチャーまで真似するとわざとらしいので、いい塩梅のところを見極めましょう。
呼吸チューニング:会話のテンポコピー
呼吸のペースを合わせます。これはちゃんとやろうとすると難しいです。
相手が息を吸っているか吐いているかを見極めるのはかなり難易度が高いです。
私の先生なら難なくできるかもしれませんが、会話をしながら観察するのは至難の技です。
ですが、会話のテンポがハマってると感じているときは調整の必要はありません。
調整は、沈黙が発生したときに相手の喋りだしに合わせて息を吐いて、相手の息継ぎで自分も息継ぎをする。
そうすると、相手と自分の喋りだしや話の長さなどがだんだん合ってきます。
これは呼吸のペースをあわせるというか、息継ぎを合わせることで、会話のキャッチボールのテンポ、リズムを合わせていると考えるとわかりやすいと思います。
時々話をしているときに、同じタイミングで話し始めてしまい、「あ、いえいえそちらからどうぞ〜」となることがあると思いますが、それはタイミングとしては合っている状態です。
相手かあなたのどちらかが、長縄跳びに入るタイミングを図っているかのように、自分が話し始めるタイミングを計って入ってきたということですので、タイミングとしては合っています。
ターン(順番)の問題です。このような譲り合いが発生したあと、自分が話す権利を得たら、次の息継ぎではあえて相手が入ってこれるように隙を作る気遣いを見せるとキャッチボールがうまくいくので親密度が増します。
余談ですが、催眠誘導でも呼吸を観察します。
具体的にどこを見るかというとお腹、胸、肩あたりです。
落ち着いて座っている人の呼吸を観察するだけでもかなり難しい場合があります。
ですので、呼吸というよりも会話の息継ぎを合わせる、と考えると良いでしょう。
ペーシング:口調コピー
これは喋りのスピード、口調、声色、テンションをコピーします。
相手が楽しそうに「ねえねえ聞いて聞いて!」とテンション高く話しかけてきたら、「なになに?どしたの!?」と同じような声色、テンションで返す。
話すスピードに特徴がある場合は、それも意識して真似ます。
バーバルチューニング:言葉コピー
相手が言ったことのキーワードを捕まえてオウム返しをします。
「昨日の地震、怖かったよね〜」
「怖かった〜」
「数学の宿題、多すぎじゃない?」
「そう、宿題!」
内容をコピーするのではなく、ワードそのものを反復するのが良いそうです。
仕事の会話でも使えます。
「コストがどうとか、売上がどうとか、顧客満足度がどうとか言うけどさ、結局一番大事なのは利益でしょ!利益!」
「利益!」
ただ相手の言葉を噛みしめるように繰り返すだけでも十分効果があります。
この4つの技術、共感力がある方は時々自然とできていると思います。
動作、会話のテンポ、口調、言葉。この4つをさとられないように真似る、自然に真似ることで親密度が急激に上がっていきます。
このテクニックを利用して一体感を醸し出すと異性へのアプローチに利用できます。
同調のその先
こうやってこちらが同調すると、相手も同調してきます。
これは潜在意識の働きです。
なんと、面白いのはここからです。
こちらは意識的に同調した。すると相手は無意識に同調し始めている。
この性質を利用して、相手を操作することもできます。
興奮状態にある相手を落ち着けたいとき、興奮させたいのに相手が冷静な時、まず同調して、同調させ、そこから持っていきたい方向に仕向ける事ができます。
◆催眠術師シロのホームページ
https://smctokyo.amebaownd.com/
◆体験会チケット購入サイト
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