酸っぱいブドウ
イソップ童話に「酸っぱいブドウ」という話があります。
ここで語られているのは負け惜しみの精神です。
高いところにあるブドウを欲しがったキツネは、どうやっても取れないことがわかると
「あのブドウはどうせ酸っぱくてまずいんだ」
と自分を納得させてその場を去る、という話です。
心理学に詳しい人は「認知的不協和」だとわかると思います。
望んでいる状況・結果が得られない時、自分を納得させるために、現実をゆがめてとらえてしまう、と言ったことです。
私は先日ある企業の採用面接で落ちました。
かなりいい線いっていたし、仕事内容にもやる気があったのですが、思いがけず不採用になったことでかなり落ち込みました。
そしてしばらく時間が経過し、その傷が癒えてきたころ、新たな転職チャンスも飛び込んできて思うことは
「あれよりいい職みつかりそうじゃん!よかった!」
です。
「これモノにしたらチャラ、ていうか勝ちだし!」
です。
でも、正直そう思ってないとやってられません。
人は何でも自分のいいように考えます。
催眠術にかかった人も、それを認めたくないがゆえに時間が経つにつれ
「いやーあれ、かかってなかったんだよねー。」
「あの時動かそうを思えば動かせたよ。」
なんて言い出すときがあります。
でもしょうがないですよね。
世の中はすべて主観でできています。
ある程度客観的視点も必要だとは思いますが、自分目線・自分本位で生きていくことの方が幸せになれる気がします。
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