言ったつもりで言ってない
先生が時々、催眠術を学ぶときや上達の途中で陥りがちな失敗などを紹介してくれます。
先生は多くの人に教えてきたので、そういう例をたくさん見てきたのでしょう。
私はそれを聞いたときは
「いや、自分はそんなことはしない、ならない」
と思っていますが、やはりそういう失敗をおかしてしまいます。
そういう陥りがちなミスの一つに、
「必要なことを言わない。言ったつもりで言ってない事がある。」
というものがあります。
私はこのときも当然
「んなこたぁーない」
と思っていたのですが、つい先日そのミスを犯してしまいました。
悔しいですw
ある時、こういう暗示を入れました。
「私がハイと言ったら体が後ろに倒れます。」
結果としては体が後ろに倒れたのですが、被験者(いとこの子供)は
「いや、倒れろっていうから倒れた」
と言いました。
失敗です。
これでは暗示でなくて「指示」ですねw
「私がハイと言ったら自然と体が後ろに倒れます。」
「私がハイと言ったら暗示に反応して体が後ろに倒れます。」
などと言わなければなりませんでした。
完全に私のミスですね。
先生が言う
「必要最小限の純度が高い誘導がもっとも効果が高い」
は納得ですし、無駄な言葉は削るべきですが、必要な分まで削ってはダメですね。