「なんでもいい」って言ったじゃん
A「おなか減ってきたね。ご飯食べよっか?」
B「うん」
A「何食べよっか?」
B「うーん、なんでもいい~」
A「じゃあピザは?」
B「え~」
A「じゃあお蕎麦?」
B「え~」
A「なんでもいいって言ったじゃん」
こういう会話誰でも経験ありますよね。
私はAもBも経験があります。
Aからすれば、相手を尊重して尋ねて、なんでもいいというから提案したのに、それを否定するってどういうことだ?と混乱します。
なんでBはこうも思考を放棄して依存しているのだろうと思ってしまいますが、イメージのスピードが追い付いていないこともあるでしょうし、その理由はいろいろでしょうから、その場で相手をなんとかしようとしても難しいですね。
私がAの立場だった場合はこのようにします。
ステップ1:選択肢を減らす
A「昨日ランチ(もしくは夜)は何食べたの?」
B「とんかつ」
A「じゃあ、とんかつとか揚げ物はやめようか(昨日食べたものと同じ、類似のものは食べたくないよね?)」
この話の進め方は事前に選択肢を減らせるので便利です。
話の流れに根拠(のようなもの)が発生して納得感があります。
相手のことを気遣っていると思われる可能性、相手のプチ自己開示を促すというメリットもあります。
ステップ2:選択肢を2つ以上同時に出す
A「ここらへんですぐに入れるって言ったらお寿司か中華かな?どっちにする?」
選択肢を複数出すと、「この中から選ばないといけない」と思考の幅が狭まってしまい、決まりやすくなります。
これはダブルバインドという心理効果に含まれます。
ただ、決定回避の法則といって、選択肢が多すぎると決められなくなるので、2つないし3つ程度が適しています。
さらに言うと、最後に提示したものの方が選ばれる傾向にあります。
もし相手がBのような感じで主体性がなかったとしても、このようにスマートに誘導すればきっとストレスも少ないと思います。
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