催眠術の2つのパラメーター
「催眠術にかかる」の定義は人によって違いますが、私自身は催眠誘導によってこういう状態に持っていきたいという明確な目標があります。
まあベースはほぼ先生の受け売りなんですが、自分なりに解釈して説明してみます。
※私の個人的意見です。また完全な言語化ができてない部分もあると思います。
よくゲームで、体力ゲージ(HP)と魔力ゲージ(MP)とか、パラメーターが棒状のゲージで表現されていますよね。
私は催眠術において、ある2つのパラメーターのゲージを最大化するようなイメージで誘導をします。
1つは被暗示性パラメーター、1つは被催眠性パラメーターです。
パラメーターA:被暗示性
暗示の受け入れやすさ、と言った所でしょうか。
催眠術師が作り出す臨場感への没入度合です。
いくつかの暗示が成功すると
「この人の言うことは本当におこる」
「今自分が自然とあの人の暗示に反応する状態になっている」
という気分になることで被暗示性がますます高まっていきます。
被暗示性が高まるにつれてハードルの高い暗示に対しても抵抗感が薄れます。
被験者側の受容度が高まっているともいえます。
催眠術師側の視点では自身の言動のパワーや影響力が増しているとも言えるかもしれません。
パラメーターB:被催眠性
脳のリラックス度合、精神統一度合です。
被暗示性が高まっても、顕在意識が活発に動いていると、せっかく暗示をいったん受け入れても、顕在意識がジャミング(邪魔)して、キャンセルしてしまいます。
瞑想状態、精神統一状態の度合いと言えるかもしれません。
脳波はリラックスしている時のアルファ波とかシータ波になっています。
集中&リラックスしていれば、余計なノイズに邪魔されず暗示のみに集中します。
この2つのパラメーターはお互いに影響し合っている部分がありますので基本的には並行してパラメーターを上げていきます。
そして技法はそれぞれのパラメーターをアップさせる武器とかアイテムみたいなイメージで考えるとこんな感じです。
技法 X:A=30, B=0 Aにだけ効く
技法 Y:A=20, B=20 どちらにも効く
技法 Z:A=10, B=40 Bによく効く
このように技法によって特徴はあるものの、実際の数値(効果)は毎回違うので、被験者の状態を観察しながら技法をチョイスします。
今日はゲームっぽく説明してみました。