催眠マスターズクラブ東京

東京在住の催眠術師シロが、楽しい催眠の世界を紹介するブログです。

成功したいなら宝くじは買うべきではない

宝くじを買うことの是非について考えてみます。

なぜなら今日考えを改めたからです。

 

もうすでにいろいろなところで論じられていますが、よく見かける主な論旨はこのようなものだと思います。

1.確率ベース

宝くじは「愚者の税金」と呼ばれたりします。

当たる確率、期待値は50%程度なので、他のギャンブルなどと比べても圧倒的に確率・期待値が低いことが知られています。

ですから、そこにお金をかけるのはバカだ、という論旨です。

2.精神論ベース

確率が低いのはわかっている。100枚や1000枚買ったところで大きい差はない。

当たる金額や確率の話ではなく、未来への希望の話、精神的な娯楽である。

という考え方です。

 

今までの私は、

2の精神論ベースの考え方でした。

たった300円で夢が買えるなら安いものだ。

発表までワクワクできるんだから、買うチャンスがあるときは1枚だけ買う。

楽しいじゃん。

そう思って、今回もバレンタインジャンボなる宝くじを一枚だけ購入して持っていました。

 

昨日、当選結果の発表が終わってることに気づき、確認しました。

まあ、ハズレですね。

ワクワクしてた祭りが終わったような寂しさがありました。

 

この寂しさはけっこう心に来るけど、まあそんなもんか・・・

 

そう感じていました。

 

とにかく、私は2を支持する者であり、この1と2以外の考え方はないと思っていました。

 

しかし、今日はこの本を読んで、ハッとしました。
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life-hacking.net

なんと3つ目の考え方がありました。

 

この本の138ページからの章にありました。

 

引用ではなく私の言葉で短くまとめるならば、

 

宝くじを買うと夢を見てしまう。

夢を見ると言うのは「早く楽になりたい」という怠惰な気持ちであり、それが成功に向かってまい進する心のエネルギーを逃がしてしまう

 

といった感じです。

 

なるほど。

確かに。

 

もし私が宝くじが大当たりすれば、未来のために一生懸命努力していることに対してやる気がなくなるのは目に見えています。

 

やりがいとか、社会貢献とか、生きる意味とか、お金以外のモチベーションを見出すべく努力していますが、どうしても経済的に満たされていない段階では、お金はそういう精神的な満足度を凌駕してしまうほどのインパクトです。(一時的にでも)

 

そういう状態をほわわ~んと夢想していたら、確かに、成功に向かって突き進む心のエネルギーがもれてしまいます。

風船に小さい穴が開いていて空気が漏れ続けているイメージですかね。

前進できるとき、前進するべきときに、100%打ち込めないということなんでしょう。

 

そして章の最後に、こう書かれています。

成功を夢見るのなら、願望が達成するまで自分が持っている成功エネルギーは一滴も漏らさないぐらいの心構えでいてください。

この本は、成功哲学ばかり勉強して実際の一歩を踏み出していない成功オタク・自己啓発オタクに迎合する本と一線を画しています。

 

人によって合う合わないはあると思いますが、私にとってはいい本です。

 

何度も繰り返し読もうと思っています。